リスナーに関するレポートにおけるユーザプライバシーの保護

ユーザのプライバシー保護ために用いる方法の概要

リスナーに関するレポートについて、Appleではユーザの個人情報を守るため、2つのプライバシー保護対策を行っています。

ノイズ：ランダムな小さな値をメトリックスに加算または減算します。

しきい値：メトリックスの値が5未満の場合、その値を除外します。場合によっては行全体を除外します。

ノイズ

ノイズは、まずリスナー数のメトリックスに適用されます。次に、このときに算出されたメトリックスの変化率が、同じユーザ群のListening Hour(聴取時間)、Engaged Listener(熱心なリスナー数)、Play(再生回数)のメトリックスに適用されます。基本的に、適用されるノイズは、平均的なユーザの影響量に基づきます。

この方法は、日次、週次、月次のすべてのリスナーに関するレポートに適用され、より長期間にわたってデータが収集されるにつれて実用性が向上します。レポートの安定性を確保するため、レポート内の数値は、初回作成後に変更されることはありません。そのため、日付や期間を指定したレポートを複数回リクエストした場合でも、レポートに記載される数値は毎回同じに保たれます。

しきい値

ノイズを適用するほかに、ユーザのプライバシーを保護するためにしきい値も用いられます。メトリックスによっては、値が5未満の場合、値を空欄に置き換える処理や、行全体をレポートから除外する処理を行います。

• Total Listeners(リスナーの合計数)は、実際の値またはノイズ入りの値が5未満の場合、行全体をレポートから除外します。
• Subscribed Listeners(サブスクリプション登録済みのリスナー)、Non-Subscribed Listeners(サブスクリプション未登録のリスナー)、およびConnected Listeners(連携によるリスナー)については、実際の値またはノイズ入りの値が5未満の場合に空欄に置き換えられます。
  
• Total/Subscribed/Non-Subscribed/Connected Plays(総再生回数／サブスクリプション登録者の再生回数／サブスクリプション未登録者の再生回数／連携による再生回数)の実際の値またはノイズ入りの値が5未満の場合、またはTotal/Subscribed/Non-Subscribed/Connected Listeners(リスナーの合計数／サブスクリプション登録済みのリスナー／サブスクリプション未登録のリスナー／連携によるリスナー)の実際の値またはノイズ入りの値が5未満の場合、Total/Subscribed/Non-Subscribed/Connected Plays(総再生回数／サブスクリプション登録者の再生回数／サブスクリプション未登録者の再生回数／連携による再生回数)の値は空欄に置き換えられます。
  
• Total/Subscribed/Non-Subscribed/Connected Listeners(リスナーの合計数／サブスクリプション登録済みのリスナー／サブスクリプション未登録のリスナー／連携によるリスナー)の実際の値またはノイズ入りの値が5未満の場合、対応するTotal/Subscribed/Non-Subscribed/Connected Hours(合計聴取時間／サブスクリプション登録者の聴取時間／非サブスクリプション登録者の聴取時間／連携による聴取時間)の値は空欄に置き換えられます。