サブスクリプションの猶予期間と請求再試行の仕組み

Apple Podcastは、請求の猶予期間と再試行期間を通じて、サブスクリプション登録者を維持できるようサポートします

サブスクリプションサービスの新規登録者を獲得した後も、リスナーをアクティブなサブスクリプション登録者として維持することで、登録解除によるサブスクリプション登録者の減少を最小限に抑えることができます。しかし、時にはサブスクリプションの周期の中で不規則な請求イベントが発生し、それが原因で登録者のサブスクリプションステータスに影響がおよんでしまう場合があります。

ユーザがサービスを終了するつもりがないにもかかわらず、サブスクリプションの更新に失敗した場合、ユーザの不本意に登録が解除されることがあります。このような更新の失敗が起こるのは通常、請求に関する問題(無効な支払い方法など)が原因です。

請求関連の問題が発生すると、サブスクリプションは自動的に請求再試行状態になり、Apple Podcastは最大60日間支払いの回収を試みます。この請求再試行により、不本意な解除率が低減し、サブスクリプション登録者を再獲得する必要がなくなります。

猶予期間

Apple Podcastでは、28日間の猶予期間を設けています。猶予期間は、請求エラーが発生した時点から始まり、変更することはできません。当該期間中も、ユーザは引き続きサブスクリプション特典を利用できます。最初の28日以内にサブスクリプションが復元された場合、既存の請求日が維持されます。

また、当該期間内にサブスクリプションが復元された場合、有料サービスにおけるサブスクリプション登録者の利用日数やサブスクリプションによるデベロッパの収益に影響が及ぶことはありません。 

再試行のみ

28日間の猶予期間が過ぎると、サブスクリプション登録者は特典を利用できなくなります。60日間の請求再試行期間内にサブスクリプションが復元された場合、その復元された日にサブスクリプションが更新されるため、その日から新しい請求サイクルが開始されます。猶予期間中に提供された全サービスに対する支払いは回収されません。

サブスクリプションの再アクティベート

サブスクリプション登録者が60日後にサブスクリプションを更新した場合、新しい請求日はサブスクリプションを更新した日付となり、以降の更新日はこの新しい請求日に基づいて設定されます。